

本格的なVRゴーグル(またの名をHMD = ヘッドマウントディスプレイ)を買って自宅でVRを遊びたい!!
そんな人にうってつけなのが、値段お手頃、PC接続も必要ない、
Oculus Quest(オキュラスクエスト) や Oculus Go(オキュラスゴー)です。
しかし、初めて買う人の中には
Oculus Quest と Oculus Go って何が違うの? どっちを買うのが正解なの?
と、悩んでしまう人も多いと思います。
そこで今回は、Oculus Quest と Oculus Go を比較して
1. 家庭用VRヘッドセット Oculus Quest/Go の魅力
2. Oculus Quest と Oculus Goの違い
3. どっちを買うのが正解なのか
について解説していきたいと思います。
このページの内容
家庭用VR Oculus Quest/Goの魅力
Oculus Quest/Go は家庭向けのスタンドアローン型ヘッドセットです。
家庭向けVRヘッドセット
ここでいう「家庭向け」というのがどういう意味かというと、お店とかに設置してあるVRマシンとは違うという意味です。
Oculus Quest/Go は、本格的なVRヘッドセットとしては、かなり安い価格で販売されています。
Oculus Quest、Oculus Goの価格は次のようになっています。
Oculus Go : [32GB] ¥23,800 [64GB] ¥29,800
Oculus Quest : [64GB] ¥49,800 [128GB] ¥62,800
また、VRなんていうと熟練のゲーマーさんがやるようなイメージですが、ゲーマーやコンピュータに詳しい人である必要はありません。
プレイステーションやニンテンドースイッチと同じように家庭で遊べるゲーム機です。
スタンドアローン型ヘッドセット =PC接続不要
本格的なVRゴーグルには、高性能PCとの接続が必要だったり、ベースステーションと呼ばれる装置を設置する必要があったりします。
Oculus Go や Oculus Quest は「スタンドアローン型」であり、コンピュータやケーブルにつながなくても遊べるという意味です。
つまり、ゴーグルを被るだけでOKなので遊びやすいのです!!
Oculus には他にも Oculus Rift や Oculus Rift S というHMD(ヘッドマウントディスプレイ =ゴーグルのこと)もありますが、
これらは高性能なゲーミングPC接続を行う必要があり、初心者には少し導入の敷居の高いヘッドセットです。
その為、何度もいうように本格的なVRに入門する時にはOculus Quest や Go がちょうど良いと思います。

Oculus Questバチクソ楽しいのでボーナスが5万円以上ある人は全員買った方がいい。
— へむろく🐧 (@hem6) 2019年6月14日
Oculus Quest/Go の違い

Oculus Quest と Oculus Go の最大の違いは以下の通りです。
Oculus Quest
プレイヤーが実際の身体を動かすことで、VRの中で動いたり、モノを掴んだりすることが出来る。(これを専門的には6DoFと表現する)
Oculus Go
プレイヤーが周りの風景(例えば180度や360度)を見渡すことはできるが、見ることしかできない。

この違いにより、Oculus Quest はよりエキサイティングにゲームを楽しむ為のデバイス、Oculus Go はVR動画視聴などに向いているデバイスということも出来ます。
Oculus Quest/Go 機能の差
Oculus Quest と Oculus Goでは、基本的にはOculus Questの方が上位機種ですので、機能的にも上回る部分が多いです。下の表で何となくわかると思います。
Oculus Quest と Go の機能的な違い
ヘッドセット | Oculus Quest | Oculus Go |
ディスプレイ解像度 | 1,440×1,600×2枚(2,880×1,600) OLED(有機EL) | 2,560×1,440 LCD(液晶) |
リフレッシュレート | 72Hz | 60Hz/72Hz |
CPU/GPU | Snapdragon 835 | Snapdragon 821 |
ストレージ | 64GB/128GB | 32GB/64GB |
視野角 | 100度 | 100度 |
トラッキング | 6DoF | 3DoF |
コントローラー | Oculus Touch 2個 | Go専用 1個 |
重量 | 571g | 468g |
PC接続の必要性 | PC接続不要 | PC接続不要 |
これまで、Oculus Quest は Oculus Go に比べ対応ソフトが少ないのがデメリットでした。
しかし、最近では Oculus Quest で遊べるソフトがかなり増えてきましたし、
新機能 Oculus Link が使えるようになったことでOculus Questで遊べる幅がグンと広がりました!!
▼Oculus Linkってなに? という人はこっちで解説していますのでどうぞ。
Oculus Quest/Go 本体の差
実際の本体の写真をいっぱい載せますので、参考にしてくださいね。
装着部のバンド
Oculus Quest : 装着部のベルトが硬い素材でできており、激しい運動をしてもしっかり支えられる。
Oculus Go : 装着部のベルトが柔らかい布製のゴムバンドになっており、伸縮性があるため頭を締め付けすぎない。寝転がって使うときも比較的使いやすい。
いま Oculus Go を体験させてもらったが、実に素晴らしかった。感動したのは、その軽さ。ヘッドマウントディスプレー装着の苦痛がだいぶ緩和されている。臨場感は相変わらずとても良い。VR がキャズムを超える直前に我々はいるではないかかと感じた。
— Eiji Sakai (@elm200) 2018年5月20日
グラススペーサー
グラススペーサーとは、眼鏡をかけたままでもヘッドセットを装着できるように、眼とゴーグルの間に隙間をつくる部品のことです。
Oculus Quest : 内部に嵌めこむ形式となっており、激しい運動をしても外れることはない。取り付け、取り外しも1分とかからない。
Oculus Go : ゴーグルと眼の間に挟むだけ。固定はされないが、激しい運動をするわけでもないので落ちたりはしない。
Oculus Goは眼鏡にとても優しくなったな!!かけやすーい!!
被ったらVRの世界に入れるじゃん。すごい。
コードだらけから解放されたスゲー!コードないってすごい!!快適!!
— 梅酒・ロック🌧️ blenderと和解セヨ (@umesyu_rock_) 2018年5月27日
ヘッドセット上部
Oculus Quest : 両端にカメラが付いている。位置を確認するためのカメラであり、Oculus Questの6DoFシステムを構築するためには欠かせない機能。
Oculus Go : 電源ボタン、音量調節ボタンがある。
ヘッドセット下部
Oculus Quest : 音量ボタンとIPD調整ゲージ。IPDとは瞳孔間距離のことを指し、映像をプレイヤーの瞳孔間距離に合わせることによって、適切に立体視を行えるようにする。この機能はOculus Goには存在せず、Oculus Questの特長であるともいえる。また、ヘッドセット下部にも上部と同じようにカメラが存在する。
Oculus Go : 電源ランプがあるのみ。
Oculus QuestはGoより良いディスプレイを使ってるはずだけど、正直、見た目の違いはそれほど感じない。ただ、IPD調節できるせいか目が疲れにくい気がする。Goでは、たまにピントが合わなくて苦労する。
— やのせん@VR教育者 (@yanosen_jp) 2019年5月27日
ヘッドセット側面部
Oculus Quest : USB Type C 端子があり、充電及びPC接続等が可能。PC接続を行うときは付属のケーブルを用いる。イヤホンジャックは左右1つずつある。
Oculus Go : こちらは micro USB端子で充電及びPC接続等が可能。PC接続を行うときは付属のケーブルを用いる。イヤホンジャックは左のみ。
コントローラー(電池式)
Oculus Quest : 左右2つのコントローラがあり、スティックボタン、グリップボタン、トリガーボタンが左右ともにある。左コントローラにはX・Yボタンとメニューボタン、右コントローラにはA・BボタンとOculusボタンがあるが、基本的には左右対称のコントローラ。物を掴むときにはグリップボタン、引き金をひくなどの動作を行うときはトリガーボタンを使うことが多い。
動力源は単三電池1本です。
Oculus Quest
コントローラの電池蓋は磁石でパチッと嵌る構造なのね
変なところ拘ってるなぁ!と思ったけど、蓋の取り外しも簡単だし、取り付けも簡単で素晴らしいかも?
いやぁ!良く出来てるわ pic.twitter.com/u0wRcpa3pk— norifumi (@norifumi5001) 2019年6月7日
Oculus Go : コントローラーは1つのみ。スティックや十字キーは存在せず、タッチパッド上に手を滑らせて操作する。そのほかには、Oculusボタン、戻るボタン、トリガーボタン。
こちらも単三電池1本で動きます。
Oculus Quest/Go 価格の差
Oculus Quest及びOculus Goの価格は次のようになっています。
Oculus Quest : [64GB] ¥49,800 [128GB] ¥62,800
Oculus Go : [32GB] ¥23,800 [64GB] ¥29,800
上記のように容量の差を抜きにしても、価格には約2倍ほどの差があります。
結局どっちを買うのがおすすめ?


▼Twitterを見ているとOculus Goを持ってる人がOculus Questも買っちゃうというのは、よくあることみたいですねぇ
職場でOculus quest使ったらGOとの差がありすぎて驚いている 欲しい
— mm (@cmiyai) 2019年6月14日
OculusQuest、今までのどんなVRゴーグルよりも一番使ってる気がする
Goの起動速度でPCと同じゲームができるなんて
遊ぶ方も作る方も楽しすぎてとんでもねぇよ— ごんびぃー@RefrainCore (@GONBEEE_project) 2019年6月6日
容量は大小どっちがおすすめ? 32/64/128GB
購入する時には、容量を選ぶ必要がありますね。
Oculus Quest は64GB/128GB
Oculus Go は32GB/64GB
のどちらかとなりますが、
もし悩むのなら、おすすめは容量少ないほうです。
何故かと言えば、ゲームアプリは1度購入すれば、インストール/アンインストールが何度でも可能だからです。
しかも、私は結構たくさんダウンロードしていますが、容量で苦労したことはありません。
よっぽどのゲーマーさんじゃなければ、ましてや初めて買うのならとりあえず容量少ない方でOKだと思います。
最後に

▼Oculus Questの人気コンテンツはこちらから!! レビューもありますので是非見てください!!
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